上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
という訳で作りました、豆本「天地始之事」。
書影1
銀房が、メタルエンボッシングを使って
小さいけれど重厚かつ荘厳なブックケースを作り
その中に密やかに匿われています。

本を模したケースからは以下のようにして
豆本を出し入れします。
書影3仕組み

豆本自体はこんなん。
書影4

和綴じでありながら、横書きなので左開き。
和洋折衷のめちゃくちゃな製本は
隠れキリシタンの写本風という
この豆本の奇怪さを表してるつもり。

up2.jpg
繊細な聖具を扱う如く、息を詰めてしゅるしゅると
豆本を引きだすこのひそやかな行為は妙にドキドキ。

 豆本「天地始之事」(ケース入りとケース無しの二種)は、
6月7日~15日 渋谷駅徒歩6分のギャラリー・セルさんに於いて
開かれます「てづくり豆本展」にて展示販売いたします。
45名が参加の濃厚な豆本展ですので、よろしかったらおはこびください。

スポンサーサイト
豆本CM5. │ TOP▲
 諸星大二郎『妖怪ハンター』第三話「生命の木」に
出てくる善次の
「みんな ぱらいそさ いくだ!」というセリフは
圧倒的印象を持って今も脳裏に刻まれている。

この話の元ネタになってる
「天地始之事(てんちはじまりのこと)」は、
長崎の隠れキリシタンの間に伝わる聖書の翻訳書だ。
その内容は長い潜伏時代を経て、キリスト教の教えが
仏教や土俗信仰とミックスされ、変形したものとなっている。

どう変形してるかというと例えば、
創造主”でうす”を大日如来を意識した形容で描写したり、
世界の構造を仏教の十二天を踏まえたり。
また、あだん(アダム)とゑわ(エバ)が楽園にいたとき既に、
子どもが二人いたり。”たんほう”と”ちころう”という
名前なのだが、太郎と次郎が訛ったせいではないか
と推測されている。
 知恵の実は”まさんの実”として登場し、蛇のかわりに
堕天使ルシファーならぬ”じゅすへる”が知恵の実を勧める。
あだんに知恵の実を食べさせたゑわ、じゅすへる、じゅすへるに
賛同した”あんじょ”(天使)達はみな中天という世界に
追いやられ、そこでなんと天狗になってしまう。
 新訳聖書にあたる部分も独特だ。
聖処女マリアは”びるぜん(virgem)丸屋”。
丸屋の奇跡描写もかなりユニーク。

 いつかこの「天地始之事」を豆本化したいという野望を
持っていた。そしてこのたび抜粋ながら完成した。
豆本の詳細は次記事。
豆本CM2. │ TOP▲
  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。