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ダイソーの書道半紙を本文用紙に使うのがマイブームで
あることは前回書きました。
小学生の頃、ガリ版切ってわら半紙に刷った学級通信や、
定期購読してたりぼんの付録漫画を思い出すせいか
どこか郷愁感がある。

 このチープでざらざらしたテイストを一言で表すとなんだろう?
と家人に問うと、小汚い冊子を本棚の奥から出してきた。
昭和二十三年の雑誌「宝石」。
触るのにかなり勇気がいるほどばっちい。
今も続く文芸雑誌「宝石」は、三号出した程度で潰れて
しまうカストリ雑誌とは格が違うが、時代的にまさしくカストリ。
我が家にもカストリ雑誌があったのでした。
山田風太郎マニアなため、作品が載ってたので
古書店で買ったという。

 私の求めるチープでざらざらの雰囲気にかなり近い。
聞くと、使われてる紙は仙花紙というのだそうだ。
ぐぐってみると、仙花紙とは
「戦後まもなくの物不足のとき、くず紙を漉き直して作った
粗悪な洋紙。劣化しやすい為、現存してるものは劣悪な
状態のものが多い。」
確かに、この雑誌もかなり劣悪。
しかしながら、旧字体といい、印刷のカスレ具合といい
当時の珍広告といい、良い味です。

 さらに古書界では「仙花紙本」というジャンルがあるみたいで
コレクターもいるらしいことを知る。
リンク辿ってたら、本棚探偵でもお馴染み、漫画家の
喜国さんの収集物に行き当たる。
そーか、仙花紙本か。勉強になりました。
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