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以前、桜庭一樹の小説「私の男」について書いた
以下ネタバレです。
未読の方ご注意。

 *   *    *    *    *

私が思った「花の母親は、淳悟の母」説。
コレ、受賞時の選評に載ってました。
私だけの荒唐無稽な想像ではなかったことを
確認。

直木賞って、文芸春秋社の「オール読物」
っていう雑誌上に選評が載るんです(知らなんだー)。
3月号を読んでみると、選考委員の一人である井上ひさしが
「養父からいえば実母が妻であり、花は己が娘で
あり妹であり「私の女」だったーというのが評者の
解釈である。」とはっきり書いてありました。
インモラルな設定を、ギリシャ悲劇の構造を使って
神話化してるという見解も説得力ある。

それと、執筆中、世界にもぐるために聴いた
ロックバンドとは、イエローモンキーであることが
判明しました。今度PV観てみたいな。

 ついでに読んだ他の選評のうち、林真理子のは
凄かった。まずタイトルからして

「嫌悪感」。

徹頭徹尾コレしか言ってない。これに尽きる。
確かにそういう所があると認めるのは
やぶさかではなく、一般多数な感想と
いえるのだろう。

「私には“わたし”と“私の男”が、禁断の快楽を
わかち合う神話のような二人、とはどうしても
思えず、ただの薄汚ない結婚詐欺の父娘
にしか思えない。」(オール読物2008年3月号)
と林は言ってのける。
相変わらず底意地の悪いグサっとくる悪口を
醜い文章で書かせたら天下一品のオバサンだ。
不愉快を通りこして最早笑うしかない。

 *   *    *    *    *

余談ながら、林真理子の不快な
直木賞選評は今回に限ったことではなく
極めつきとして「半落ち」をめぐっての前科がある。
コチラに、彼女の恥の上塗りぶりが
記録されている。(「半落ち」未読の方はヨムベカラズ)
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