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「 【第138回直木賞受賞作品】優雅だが、

どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな

若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。

家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と

獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に

堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と

親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった

著者の真骨頂。 」



暗くて重くて黒い小説です。

こんなダークな作品を直木賞という

オスミツキつきで,

世に広めてしまっていいんでしょうか。

「家畜人ヤプー」のようにカルトのレッテルを

貼ってひっそりこっそり読む物なんじゃ

ないでしょうか^^;?



状況や過去へ遡っていく手法が「瓶詰め地獄」を

思わせます。人によってはこの作品を至上の

純愛小説と読む人もいるようです。

このインモラル性を生理的に受け付けない人もいるでしょう。



「桜庭一樹読書日記」を読むと、

「私の男」執筆当時の桜庭さんの産みの苦しみ

具合がチラっと書いてあって興味深い。

呼吸をするように読む毎日の莫大な読書を止め、

もりもりとした食欲も消し去り、

ただただロックバンドの音楽を聴きPVを

観て引きこもり(何の音楽なのか非常に

気になるところ。病んでるバンドだと勝手に思う)

「私の男」世界に深く深く沈み込む桜庭さん。

巫女のように依り代となって、言葉が降りて

くるのをじっと待つようにして、身を削り、

命を削って言葉を紡ぐさまは、だからこそ

この壮絶な小説に結実したのかと納得します。



以下ネタバレ。******************************

【注意!】読んでない人は楽しみが半減するので

     以下を読むのに覚悟してください。



 作品世界にどっぷりと執り憑かれて読んで

しまったのですがミステリーっぽく、なんで?

どうして?といった疑問符を解消しようと

どんどん読み進めていけました。



花の実の父親が淳悟なのは確かですが、

母親は誰なのか?

はっきりとした記述はないものの、育ての母が

実の母というのが色々な記述から匂わされて

いて、一番妥当です。

心情を余り露にしない淳悟も

「飽きたから(その後も奥尻へ行ってない)」

という言葉を発しています。

なので一番それがしっくりくるのですが。。



この異形の作品を純粋なミステリーとして読み

読後に作者がサプライズを隠し込んだと

想像した場合。わざとはっきり記述されてない

母親を、強引に淳悟の母親と仮定すると、

花の中に自分の母親を求める淳悟の

狂気の深さの理由や、「血の人形」といういささか

突飛な形容の裏にある凄味が増すなぁと思いました。



花にしてみても、育ての母と血が繋がっているので

あれば半分とはいえ、母とはどうしようもなく

家族なのだから「家族だけで海に逝った」

というような言いかたには少し違和感があるし、

育ての母親が

「あんないやらしい生まれ方をしたから」と

言いますが、もし自分のことだとしたら

そんな風な言い方は自分でしないように思いました。



「花の母親は、淳悟の母」説。

ネットをざっと流して探しましたが、

こう考えてる人は中々いないようで、ただの

妄想かなと思いつつも

こんな妄想を引き出させるこの小説を、

私は十分堪能しました。
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 うちの旦那は私から見ると馬鹿がつくほどの本好きである。

彼の親類には作家がいるし仕方無いのだと諦めつつも、

配偶者としては、日々生活空間と生活費が

本に侵蝕され続けていくさまを見ているわけで、その嘆きは深い。

なので、ことあるごとに恨みがましく

「この、馬鹿本人間めっ!」と、かげでこっそり悪態をつくことになる。



 そのバカ(馬鹿)ボン(本)は、時々控え目に、

読み終わった本をすすめてくる。

膨大な読書量を踏まえた上での、その中の極上品をセレクト

してくる訳で、一級品であることに間違いはないのだけれど

気分がのらない、他にすることがあって忙しい等々の理由で

せっかくのおすすめをスルーすることしばし。



大体微妙に本の好みが違う。

こちらが珍しく本を読んで、麻耶雄嵩 のアクロバティックさを

興奮しながら語ろうとすると「論理的に破綻してるから」

と一蹴されて終わりだったり。



 今回バカボンのおすすめは桜庭一樹で、これは私にとっても

当たりだった。



最初にライトノベルの「少女には向かない職業」を読む。

1対1の、心理的な閉塞描写が凄くて、気持ちがどんどん

追い込まれていくさまがリアルで面白く一気読みしたけど

如何せん文章がライトなので私にはいまいち。

ただ、読書習慣皆無でボキャブラリーが異様に少なく

「えっ、こんな言葉も知らないのか?」と周囲から

驚かれるほどの、国語力が大いに心配な中学生の下の子に、

試しにすすめてみたら、珍しく面白く読んだ様だった。

文部省推薦図書にアレルギーを持つ子供には

いかがわしい本で開眼させるという手は、有効なのかもしれない。

(あ、「いかがわしい」は言い過ぎ。刺激的っていう意味です)



次に「赤朽葉家の伝説」。

これはガルシアマルケスの「百年の孤独」の日本版だなぁと

思いながら読んだ。後に、ご本人も「百年の孤独」みたいなのを

書きたいと思ったとどこかのインタビューでおっしゃっていて納得。

鳥取の製鉄所が舞台の、戦前の千里眼の奥様から始まる

女性三代記を描いた、幻想的で分厚い小説。

これも一気読み。



そして三冊目は、今月、直木賞も取ってしまった話題作。

長くなったので後述。










二度目の告知です。

詳細はコチラ



A期間とB期間のふたつに分かれていて

私は最初のA期間で、始まってから1週間がたった今日

例の発送事故の件で立会う必要があったので

会場へ行ってきました。



私の主な展示品は↓

一覧

豆本の中味は

中味

シールの中身は

Aliceシール



ディスプレィとしては、引き出しのたくさんある

中国の薬箱に豆本を詰めて

箪笥

その上にコルクボードと鳥かごを提げ、

「自由に引き出しを開けてください」

と書いた看板をシールのサンプルとともに飾りました。

コルクボード

(このコルクボードは、搬出の際負担になるので

きょう回収してきてしまいましたが)



展示期間の半分を経て、53個中、何個ぐらい売れてるかな?

と楽しみに行ってみたのですが。

なんと~

一個も売れてませんでしたっ(><)!ヒェー



A期間の他の出展物は

豆本やミニミニカルタ、写真のパネルあり、ペーパークイリングあり、

アクセサリーやガラス物、そして胸きゅんものの布物と

バラエティに富んでて楽しいので、十条はちょと遠いですが

ぜひ。




タイトルは、プログレッシブフォーク「たま」が

イカ天に初めて出たときのキャッチ。

「イカ天復活祭」を年末やっていて

改めてTVで見ましたが、20年たった現代でも

十分通じるバンドだと思います。解散が惜しまれます。



それはさておき、不安定なんです。

神経の分裂具合を昨日夜中まざまざと自覚して

サイコな自分におののきました。

家人に話したら、大げさに考え過ぎ、そんなの

よくある事と一笑に付されたましたが。

長くなりそうですけど気持ち悪いので書いちゃう。



 ここ数日ずっと気に病んでることがありました。

それは



「展示会の日にちが覚えられない。」



出展者にとって重要な日付はみっつあります。



1、開催日 21日

2、搬入日 開催日の前日

3.什器を発送する場合の荷物到着日 搬入日の前日、

  つまり開催日の前日の前日

  (情けないことにこの辺で既に少し混乱が入る)



今から思えば、開催日21日~というのを何故か

21(日)と見間違え、つまり「日曜日」である、と強烈に

思い込んだのがそもそもの発端です。



私の意識はみっつに分裂しました。

私その1.開催日は21日

私その2.開催日は日曜日

私その3、なんか変だなぁ



まずは什器を発送しなければなりません。

宅配便の到着希望日に、私その1が指折り数えて

きっちり19日と書いて集荷してもらいました。



無事荷物を出した後、私その3が急に不安を募らせます。

果たして19日でよかったのか??

控えにはしっかり19日と書いちゃってます。

私その2がカレンダーを見て確かめます。

日曜日の前の前の日だから...えっと金曜日で

げっ!!18日じゃん!

大慌てでクロネコに電話して、荷物の到着希望日を

一日早くしてもらいました。



そうやって変更してもらったにも関わらず

漠然とした不安感は拭えません。

私その3が、「今回の搬入は絶対成功しない」

と何故か思い続けるのです。



21日は月曜日。開催日は月曜日。



この衝撃の事実にひょこっと気づいたのは

搬入に行こうとしていたまさにその当日、

昨日の夜中でした。

その瞬間、分裂していた意識が整合され

ひとつになりました。



意識が統合されたとき、気づく以前の自分の愚かさに、

笑うどころか恐怖を感じました。

正気に返ってから手帳のメモを見ると、

開催日のメモ書きに、21日と書いた上から

バッテンして20日とわざわざ訂正してあるのを

見たときもゾっとしました。

単なる勘違いにしては「開催日は日曜日」への

思い込みが異常に深く、これはもうこだわりといった

感じでした。漠然と不安に思い「絶対成功しない」

と思い続ける私その3もかなり不気味な存在です。

ジキルとハイドの気分って言ったらやっぱり大げさ?



そして追い討ちをかけるように配送事故。



破損について、本日見てきました。

とても修理できるようなレベルではないダメージでしたが

幸い、上から布かぶせてごまかせば

なんとか展示はできる状態で、展示が終わってから

修理してもらう方向になりそうです。

なにより荷受さきのFINDさんの店長様がいい方で

親身になってくれたことにも気持ちがだいぶ救われました。



明日が本当の搬入日です。

そして展示は21日月曜日から2月3日日曜日まで。

場所は池袋から埼京線に乗って「十条」北口に降り、

左手にある交番の前を通ってバス通りを横切り、

タコ焼き屋さんのわきの路地をまっすぐ行って突き当たりを

右に曲がるとわかります。

1階がカフェで2階が展示スペースになっていて

広くはないですが吹き抜けでお日様がさんさんと

当たっていてとても気持ちの良い所でした。




















うわっ、日付間違ってる。

搬入は、一日遅い日曜日でした。

なにやってるんだか。。。

結果的に24時間猶予をもらえたことに。

搬入日前ですが、薬箱の損傷具合を見に

2時間かけて上京してきます。



展示会詳細はコチラ

2008年1月21日(月)~2月3日(日)

カフェFIND (東京都北区上十条)火曜日定休 
1月20日からの展示用に、自宅から現地へキャビネットを

宅配してもらいました。引き出しがたくさんついていて

その中に豆本を入れるというたくらみです。

サイズ違いの商品がコレ。

ヴィンテージ風ではあるけれど

現代物の薬箱で、新築祝いに妹宅へ贈った物です。

今回の展示をどうするか妹に相談したとき

これを使ったらどうかと言ってくれ、借りることとなったのです。



クロネコを使って家財で送るつもりだったのですが

HPを見ると配達2日以上前から受付とあって

気づいたときは間に合わず、やむなく通常の宅配で

集荷を頼みました。

パソコン宅急便を利用したことがあるのですが

梱包材も用意してくれるし集荷してくれるしで

便利だった印象があるのですが

パソコンではないので自分で梱包せねばならず。



布を巻いて、ぷちぷちを巻いて素人ながら梱包。

上面のでっぱりはどうすることもできず

そのままぷちぷちをひと巻きした状態で持ってって

もらったのですが。。。



先程電話が。。

物は現地に届いたのですが、輸送の途中で

でっぱり部分の片側が



折れた



がーーーーーーん



実は、このキャビネットを使うに当たって

旦那から激しい反対にあってました。

展示中に壊れたり盗まれたりしたらどうする

しかも自分の物ならいざしらず、借り物なのに

なにかあったらどうするのだ、と。

その反対を無理に押し切って、挙句のこの事故。



とりあえず明日の夕方搬入に行ってきますが

どうなることか(泣)。




赤い革を買ったので、豆アリスを装丁し直し。

第三版目となります。

Alice1

ボケ写真そーりー。

黒いリボンのワンポイントがちょっとゴスちっく。

100均のネール用素材が、大きさ的にも

コスト的にもかなりいい感じです。



Alice2

中身は「猟奇歌」で覚えたツートンカラー。

切手風味は黒い紙に貼りこんで

文章のほうはキュリアスIRのローズ紙に

プリントアウトしています。

このローズ色の紙、少し厚目なのが

本文用紙としては難点ですが、

インクジェットとの相性もいいし両面印刷できるし

なにより美しくて気に入りました。


(SL用ブログにも同じことを書いたのですが

びっくりしたのでこちらにも掲げておきます)



携帯を持ってない化石人間なので

知らなかったのですが、携帯で

セカンドライフを遊べてしまうというから

驚きです。



(株)SUNが提供する「セカンドライフ

携帯ビューワー」という世界的にも

画期的なものだそう。12月15日から

本格始動されてました。

詳細はコチラ。



これで一挙に垣根が下がり、

SLが特別なものではなく、一般的な

ツールとして当たり前に使われるように

なるのもすぐそこかもしれません。

mixiのようなSNSとの親和性が高そうな

気がします。



推奨携帯はDoCoMo FOMA

70X/90Xシリーズの最新モデル。

パケット定額制にも対応してます。